フレキシブルな働き方を目指す

現代の働き方において、生産性を上げることが求められ、ギスギスした雰囲気が漂いがちです。できる人は評価され、できない人は取り残される。そんな職場環境では、スタッフ一人一人の成長やチーム全体の協力が損なわれかねません。私は、単に「時間の枠を埋める」ことではなく、最終的にアウトプットが同じであれば、その人にフィットした働き方をすればいいと考えています。

例えば、朝7時から8時30分まで出社して仕事の段取りを済ませ、その後、子どもを送り、家事をしたり、少しのんびりしてから、昼に再度会社に戻るといった柔軟な勤務スタイルも選択肢に入れていきたいと思っています。

これからは、働く人それぞれのライフスタイルに合わせたフレキシブルな働き方が重要です。そして、それを実現するためには、みんなが優しさを持ち、互いを理解し合う職場環境を作り上げる必要があります。効率化を図りながら、心の余裕も大切にする。そんな柔軟な働き方を目指しています。

チームワークの必要性

まず仕事は、ひとりでできることには限界があります。また、日々きちんと出社し、仕事に取り組むだけでなく、人間関係も大切です。明るい性格の人もいれば、もの静かな人もいる。コミュニケーションが得意な人もいれば、そうでない人もいます。それでも、多様なスタッフが繋がり合い、協力して仕事を進めることで、会社は成り立っています。

私一人では、この会社を運営することはできません。材料を揃え、機械を動かし、多くの工程作業を一人でこなすのは不可能です。また、人は時に気持ちの緩みが出るものです。それを自分で制御できるか、あるいは「自分一人では難しいから、チームが支え合える環境をつくるか」が重要だと考えています。チームがしっかり機能すれば、「ここを忘れている」「これをやらなきゃいけない」と互いに声をかけ合い、助け合うことができる。だからこそ、チームで仕事を進めていきたいと考えています。

チームスポーツを見ていると、個々の力が絡み合ったときに大きな成果を生み出すことがあります。お互いがフォローし合い、困難なときにも支え合える。それがチームの強みです。ものづくりの企業として、安定した製品を提供し続けるためには、チームワークが不可欠です。

ひとりでもできる仕事もありますが、二人でやれば効率が上がり、三人でやればさらに良い結果を生むことができます。特に人間はメンタルが落ちることがあります。どれだけ優れた仕組みがあっても、そのときの生産性は落ちてしまいます。だからこそ、チームで支え合うことが大切と考えています。

社員一人ひとりの意見やアイデアを集めた
わたしたちのビジョン

私が以前考えていた「働く」ということは、生活の中心にあり、生きることそのものでした。働く場は、互いに切磋琢磨し、自己成長を追求する場だと思っていました。しかし、時代が変わる中で、今の時代に合った働きやすい環境を整えることが大切だと感じています。

そのために、私たちの会社ではビジョンを掲げています。このビジョンは、社員一人ひとりの意見やアイデアを集め、みんなで形作ったものです。

私の会社というよりも、「みんなの会社」であることが理想です。会社の社風や文化も、社員の声を反映させて生まれ、発展していくものであってほしいと思っています。みんなの意見が形となり、成長していくことで、より良い環境と働きがいのある会社を共に築いていければと願っています。