DX
DXへの取り組み
自分たちで考え自分たちで活用できる製造システムのDX化に若手社員を中心に取り組み、
未来のスマートファクトリーの実現を目指しています。

DX化への挑戦
DX・IoTに取り組む背景
メディカル業界では、品質要求がますます高度化し、多品種小ロットの製品やISO要求に基づく厳格な品質管理が求められ、作業現場のレベルアップが欠かせません。
さらに、ベテランパート社員の引退や人手不足、新人の育成に時間がかかるといった課題もありました。納期に追われ、日々の業務をこなすのが精一杯の状況を打ち破るべく、私たちはIT化に挑戦しました。

IT推進委員会を立ち上げ
デジタル機器の操作に抵抗の少ない若手社員を中心に、社内のDX化推進のための委員会を立ち上げました。
稼働モニタリングシステム
各機械に設置されたタブレットを通じて担当機械のモニタリング


製袋機に設置したセンサーとマイコンによるIoTデバイスで、生産状況を「見える化」しています。これまでの進捗管理では生産計画に基づくだけでしたが、稼働モニタリングシステムの導入により、機械トラブルや稼働状況をリアルタイムで確認できるようになりました。モニタリングを通じて事前準備が円滑になるとともに、トラブル発生時には管理者がすみやかに対応することができます。
これにより、機械の稼働率が向上するだけでなく、データによる計画的な生産を実現しました。残業も大幅に削減、データによる管理、ペーパレス化が進んでいます。
WEBブラウザから稼働状況をリアルタイム確認

さらなるDXへの取り組み
①停止理由のデータ採取
- ●機械停止すると自動的にアラートを発出
- ●作業者は停止理由選択ボタンを押して記録
停止理由の分析結果を課題解決に利用

②品質チェックのペーパレス化
- ●1時間ごとに日報に記録していた品質チェックをタブレットによりペーパレス化
- ●「モニタリングシステム」画面で1時間ごとにアラート

③トラブル記録のデータ化
<課題>
- ①トラブル発生記録が手書きで正確でなく、後で見てもわからない。
- ②管理者は業務終了後に見るので適切な対応が遅れていた。

●ノーコードアプリ利用で簡単に詳細な報告・記録

④ITを利用したコミュニケーション
●チャット・メッセージ、自作アプリにて用途に応じたコミュニケーション


●製品完成お知らせボタン
(飲食店の店員呼び出しボタン)


●材料納入お知らせブザー
(フードコートなどで利用されている料理完成お知らせ)


わたしたちの未来の工場
さらなる業務効率化とハイブリッド人材の育成
今後も社員がITスキルを向上させるための取り組みを推進し、ものづくりとIT技術の両方を理解するハイブリッドな人材の育成を行っていきます。また、DX化・自動化を進めると同時に長年培ってきた人の感性と技術、そして優しさを融合させ、未来の町工場をみんなでビジョンとして描いていきます。そして、先進的なスマートスモールファクトリの実現を目指します。
